自己肯定感とは?
自己肯定感とは、自己肯定感とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉(実用日本語表現辞典)です。
自己肯定感の高い人は、自分自身に自信を持ち、失敗や批判にも立ち向かうことができます。
一方、自己肯定感が低い人は、自分に自信が持てず、人からの批判や、失敗を恐れ、新しい事にチャレンジにすることに抵抗を感じるかもしれません。自己肯定感の高い低いで人生の質が変わってしまうといえるでしょう。
自己肯定感は、生まれた時から身につくわけではありません。環境や周りの人々、そして自分自身の経験が影響により形作られます。自己肯定感を高めるためには、いろいろありますが、私は次の考え方をお勧めします。
目次
評価する基準を同じにする。
自己肯定感を高めるには、評価する基準を同じにする事が大切です。
自分と自分以外の人の評価で異なる基準を採用していませんか?
他の人がするのはOKでも、自分だと×つけていませんか?
過去に伺った話では、自分は相手の望みを叶えないとならないけれど、相手は私の望みを気にしなくてもいいというのまで、ありました。ご本人は真面目にそう思っていらっしゃったのです。
この自分と人で基準が違う、常に自分に高い基準を課していると、自分を良いと思うのは難しいです。同じ基準を採用するともっと自分の良いところ、認められるところをみつける事が出来ます。
失敗や批判をポジティブに捉える
失敗や批判は、自己肯定感を下げる原因となることがあります。しかし、失敗や批判をポジティブにとらえ、その経験から何を学ぶか、学べるか、それにより今後どう改善していくかにフォーカスし、再度行動をつづけていけば、それは成功体験に繋がります。途中で辞めて終わりだから失敗という名前になってしまいます。でも、途中でやめる場合にも、自分に合わない方法が一つ分かったとエジソン方式を採用してはいかがでしょう?
エジソンは、白熱電球のフィラメントの素材を探す時、数千種類のふさわしくない素材をみつけたそうです。
あなたも、あなたにあわない1つの方法をみつけて、これは違うと分かっただけ、また新しい方法を試せばいいだけなのです。
自分にとって大切なことを明確にする
自分にとって大切なことを明確にすることで、自分自身の価値観を把握することができます。自己肯定感を高めるためには、自分の価値観を知り、それにあわせて自分で選ぶ事も大切です。人の価値観に合わせて選んだことが出来たとしても、ほっとすることはあっても、心から嬉しいと感じられないかもしれません。
私は私で大丈夫という感覚が大事
このように自己肯定感を高めるための方法は様々あります。
自己肯定感が高い人は、自分自身の魅力を生かし、自分自身を誇りに思うことができます。自己肯定感が低い人は、自分の出来ていないところに目を向けがちで、かつ自分専用の高い基準にあっていないと自信を持てず、人の価値観に従って選んでしまい、結果が出ても喜びも感じにくいため、さらに自分を肯定するのが難しいという負の循環に入っている可能性も考えられます。
負の循環から抜け出て、全てを完璧に出来ない自分でもOK、私は私で大丈夫という感覚を持てるようになることをめざしていきましょう。
私は私でOKという感覚があるからこそ、自分以外の人に対しても、あなたはあなたでOKと思えるようになります。そのままの私ではダメだという感覚があると、身近な人ほどそのままではダメ、あれも出来ていない、これも出来ていないと責める気持も生まれてきます。
特に子育て中の方要注意!!です。
お子さんにいらつく時、自分が出来ていないことを子供が出来ていないからではないか?と、ご自身に聞いてみてくださいね。そして、「出来ていない自分でも大丈夫、私も頑張っている」とご自身に声かけてあげてくださいね。
私は私で大丈夫という感覚を持つことが、自己肯定感を高める第一歩なのです。